星降る夜に、君への贈り物

「星羅っ!ちょっと待って!急にどうしたの?」

夏未や奏の声が届く事なく
私は机の横にぶら下がっていた鞄を片手に教室を出た

二時限目の予鈴が鳴るー…

廊下をスタスタと歩き、教室へと戻る生徒達は
チラチラと私の方を見る。

誰の視野にも入る事なく一階へと降りて
誰もいない下駄箱で靴を履き替えて私は学校を出た。

日差しが強いー…

いつもの通りをただひたすらに歩く

涙がいつの間にか乾いてた。

ーあっ…教科書とか持ってくるの忘れちゃった

気がついた時には自分の家の前にいて、私は仕方なく鞄から鍵を取り出した。