星降る夜に、君への贈り物

「今週末にね、地元の“七夕祭”が開催されるんだよ」

「えっ!そんなお祭りがあるの」

月影の驚いた顔に私は微笑んだ

「うん、色々な屋台があったり、短冊に願い事を書いて笹の葉に吊るしたり、最後は満天の星空を見上げながら天の川を探したりするの。私も小さかった頃に行ったきりだけど、とても楽しかったよ。」

「そうなんだ、とても楽しそうだね」

草むらに座る月影は川辺の方へと目線を移した。

ーあれ…?

私もこれ以上は何も言わなかった。

月影と隣り合わせで座っているけれど
どうしても違和感が拭えない。

気にする必要はないのは分かっているのに
でも、どうして“七夕”の話をして寂しそうな顔をするんだろう?

胸の奥でモヤがかかっていた。