星降る夜に、君への贈り物

「今日から7月だ。分かっていると思うが
夏休み前には期末考査も迫ってる。期末考査で赤点を取れば、夏休み中は夏期講習もー…」

先生の声が教室内で響くー…

下校間近のHR(ホームルーム)だというのに
静かに先生の話を聞く生徒達の中で
窓越し近くの後ろの席に座る
私は、頬杖をつきながら先生の話を聞いていた。

ー期末考査かぁ…

クーラーの効いた教室内でも窓越しから伝わり
熱のような太陽の日差しが夏の季節を教えてくれる。

気合いの入った先生の話を聞いては
窓越しの景色に目を向けて、ぼんやりと眺めていた。

ー暑いなぁ…

目を細め、うちわのように手で仰ぐ。

「いいか。各自勉強に励むように!以上、解散!」

途中で先生の話を聞いていなかった私は
先生の合図とともにHR(ホームルーム)のチャイムが鳴り、静まり返った教室から一斉に気の緩んだ空気へと変わった。