「柚乃ちゃんってさ、全然笑わないよねー」
「え、それな。笑ったとこ見たことないもん」
「きっとあれでしょ。クールな自分可愛いー的な?」
「うわ自意識過剰すぎ」
コソコソと陰口を叩き合っている女子たち。
こんなことは日常茶飯事だからかもう慣れた。
(.....次の授業何だっけ)
時間割を確認して教科書を取りに行こうと席を立った時。
教室の外から尋常ではない程の黄色い悲鳴が聞こえてきた。
「ねねあれ凪くんじゃない!?」
「えほんとだ!!待って流石に顔が良すぎる....!!」
「やっぱイケメンって何でも絵になるんだね....!!」
一軍女子の声につられて廊下の外を見ると
黒髪にブルーの瞳の男子が目に映った。
