家出少女、拾われる




 私は少し考えた後、田舎の方へと向かう事にした。


 まだ都会よりは仕事、生きるすべが見つかるかもと思っての行動だ。



 田舎は今過疎化、そして少子高齢化が顕著に表れている。
 そんな中、若い働き手が欲しいと思うのも当然のことだ。



 もうお金は半分使い切っていた。
 もう少し持つと思ってたのに。食費を節約するべきだったのだろうか。


 そして田舎町へとついた。
 田んぼがある。


 うん、空気が美味しい。
 私は、この空気が好きだ。
 周り一面の田んぼの景色。


 私が望んでいたのはこれかもしれない。
 早速、歩いていくが、問題が生じた。


 少し田舎過ぎたのか、バイトとかそう言う問題ではない。
 それに、私は初対面の人に向かって「仕事ありますか?」なんて言えるほど、度胸は無いのだ。