「ねえ、光。先輩と過去に何かあったの?」 私はつい聞いた。 すると、光は私の方までにらんでくる。 「なんで家に引き入れたの? なんで、あの人に私の家を知らせたの?」 弱弱しいながらの、強い目つきだ。 「あの、光ちゃん。先輩と過去に何があったの?」 「……………………分かった」 そう光は呟やき、布団を掴む。 「あの人は、私を不良に売ったの」 そして光から過去を話された。