「ただいま」
そう言って太一君が帰って来た。私は思わず抱き着きに行く。
「おかえり、疲れ様です」
「ああ、疲れた。……課題をしてたのか?」
「うん」
そう言って私は「あ、そうだ」と、向こうに作ってあったハンバーグの方へと行く。
そして、ハンバーグを焼き始める。
「わざわざ悪いな」
「疲れた太一さんを癒すのが私の仕事ですから」
それに、今の私は親が生活費を送ってくれてるとは言え、太一さんに甘えてる形だ。
「私は役に立ちたいから」
「おう」
太一君、なんだか照れくさそうだ。
それを見たらなんとなく私まで嬉しくなってしまった。
そしてさっさとハンバーグを焼いて、二人での食卓だ。



