そして翌日、私たちは一緒に出掛け、一緒の電車に乗った。
そして、駅で分かれ、私は大学に。
先輩は……じゃなかった、太一君は仕事へと向かった。
ちなみに太一君はというと、あれから仕事が楽しくなってきているらしい。
しかも同僚から、真面目で仕事ができると褒められているらしい。
なんだか私のことじゃないのに、胸が高く感じる。
それにシンプルに嬉しいし。
「おはよう、夢ちゃん」
最寄り駅で、私と同じ大学に進んだ光と一緒に歩いていく。
「先輩とはどうなの?」
「楽しいよ。まだ始まったばかりだけど、毎日先輩に会えて、あ、太一君に会えて幸せな気分だし」
「本当に先輩好きすぎるよね」
「私の生きる理由だから」
こんなことを言ったら、極論過ぎるかな。
でも、事実だもん。
「たぶん夢ちゃんは先輩がいなくなったら死んじゃう気がする……」
「縁起でもないこと言わないでよ」
恋愛小説でもないし。
でも、なんだか怖くなってくるのはなんでだろうか。
人が死ぬのなんて現実じゃないように見えるけど、案外普通にあるものだ。
普通に飲酒運転等の暴走車に突っ込まれるとか、変な人に無差別に刺されるとか、火事地震強盗、
考えただけできりがない。
「夢ちゃん面白い」
「やめてよ!!」
焦っている反応を見て楽しんでいたのだろうか。
そんなことを言う光に本気で起こる私。
楽しい。



