私は今先輩の家の前にいる。 今日このドアから、先輩の家の中に入る。 正直言ってまだ怖い。 また拒絶されたら。 私を遠ざけた理由もよくわかっていない。 「夢ちゃん」 光もついていてくれている。 大丈夫。 「そう言えば、先輩のどこが魅力なの?」 と、思っていたら、変な質問をされた。 「もしかして光ってこの前のあれをまだ」 「あれは大丈夫。夢ちゃんの先輩を疑ってもいい事なんてないから」 でも、と光が続ける。 「先輩の魅力をちゃんと言語化できないと先輩も困っちゃうと思う」 「……そうだね」