「今もまじめに働いてるんですか? さぼったりしてないのですか?」
「サボってるわけないだろ。さぼったら俺は首だ。……」
先輩は首を傾げる。
「仕事中にSNS見ることは多々あったな」
「だめじゃないですか」
結局先輩は不真面目だ。
「迷惑はかけてないからいいだろ」
そう言って笑う先輩。
やっぱりまじめな先輩は到底想像なんてできないのだから、これくらいの方がいいのだろうけど。
そして最後に、観覧車に乗った。
先輩はあまり観覧車は好きじゃないみたいで、強く断ったが、私が強引に連れて行った。
だって、観覧車とジェットコースターに乗らなかったら遊園地に来た意味なんてないと思うのだから。
観覧車の中は、密室だ。
ここで何をしても誰にも気づかれない。
「先輩、さっきも言った通り」
「それはだめだ。俺の部屋に泊まりに行くのは得策ではない。俺はたぶん我慢できないからな」
「っそれでもいいです」
私は先輩の方を掴んでいった。
「めちゃくちゃにしてください。私は受け入れます」
見知らぬ誰かからそんなことをされるのは嫌だ。
でも、先輩になら、先輩からだったら。私は受け入れる。
「まさか夢、お前は俺のことを」
私は頷いた。
「ごめん」



