代理の告白を頼まれました



「おーい、夢ちゃん」



 翌日もまた、私に付きまとってくる男が一人、君島先輩だ。



「だから、なんで私に着きまわってくるんですか」
「えー、告白を頼むためだよ」
「そういう事じゃなくて、昨日断ったじゃないですか」
「断ったとかじゃないんだよ。お願いだよ」
「そもそも、先輩は卒業まで日が無いですよね」


 卒業式までは後五ヵ月どだ。


 しかも、三年生の三学期はあまり学校には来ない。
 だから実質後一か月か二ヶ月ほどしかない。


 そんな中、今更彼女作るよりは、
 大学に入ってから彼女を作った方がいいと思ってしまう私は、
 論理的すぎるのだろうか。