「そう言えば今日は全部俺のおごりでいいからよろしくな」
「え? それいいんですか?」
「かまわない。だって、社会人が奢らないとな」
それに、こういう時は男が奢るもんだろ。そう言ってニカっと笑う先輩。
そのまま、遊園地に私たちは入って行った。
その中では、様々なアトラクションがあった。
これはテンションが上がる。
「早速これ、乗りましょう」
そう私は先輩に言った。
コーヒーカップだ。
「分かった」
そして私たちはコーヒーカップに乗る。
勢い良く回転していくカップの中、二人ではしゃぎまくる。
なんだか、対面にいる先輩が輝いて見える。
私は先輩のことが好きだと、そう自覚している。
けど、先輩はどう思ってくれているのだろう。
それが、悩ましい。
私に告白する勇気を与えてくれない。
楽しく笑っている先輩。
私のことはただのかわいい後輩だと思っているのか。
なんだかそう思われてるかも、なんて思ったらなんだか悔しい。
私の恋心が無に帰されてる気がして。



