上を向いて歩こう
でも、
たまには、下を見てもいい
歩き続けられるように
涙をこぼしてもいい

泣きながら歩く
ひとりぼっちの夜

幸せは、
空の上になかった
雲の上にもなかった

幸せは、
気づかないけれど
もっと近くにある

幸せとは
公園から聞こえてくる子どもたちの笑い声
美味しそうな夕ご飯のにおい
道端に咲いている一輪の花

悲しみは
星の影に消えないけれど
月の影にも消えないけれど
最後に上を見られたらいい。

上を向いて歩こう
でも、
たまには下を見てもいい。