そして、ゆっくりと身体を離し、わたしたちは見つめ合うと、恥ずかしさからついお互いに笑ってしまった。
「なんか、照れるね。」
「うん、、、ごめん。"キスしていい?"なんて聞くなんてカッコ悪ぃよな。」
「ううん、カッコ悪くなんてないよ。優しい、葵くんらしい。」
わたしがそう言うと葵くんは恥ずかしそうに微笑むと、わたしの頬に手を添え、わたしは葵の首に手を回すと、どちらからともなく唇を重ねた。
短いキスをして、鼻が触れる距離で見つめ合うわたしたちは、恥ずかしさかは照れ笑いをして額をつけた。
今、わたし、、、幸せだ。
愛されてる、その実感から葵くんの言葉、唇、手のひら、鼓動から伝わってくる。
わたしは、もう葵くんを新と重ねることなく、葵くんに惹かれていた。
それからわたしたちは、もう一度キスを繰り返すと、お互いを気持ちを確かめるように求め合った。
そのあとわたしたちは、葵くんがおじさんから貰ったという葡萄100%のジュースをワイン代わりに飲みながら、まったりと過ごした。
何をするでもなく、ただ一緒に、隣に居るだけでこんなにも温かい。
そして、わたしが帰宅したのは22時頃。
葵くんが車で家まで送ってくれたのだ。
「送ってくれてありがとう。」
「ううん、ゆっくり休んでね。」
「葵くんもね。」
「うん。あ、、、それと、、、」
「ん?」
葵くんは少し照れながらも「明後日、休みだから家に泊まりに来ない?」と言ってくれた。
「あ!嫌なら全然無理しなくても、」
「ううん、行くよ。泊まりに行きたい。」
わたしがそう答えると葵くんは嬉しそうに笑い、「よっしゃ!」とガッツポーズをしていた。
そんな葵くんの姿にわたしは笑い、それから「気を付けて!おやすみ!」と葵くんを見送ったのだった。



