真夏の一夜は恋の始まり

仕事が終わり寮に帰ると、寮の前で見慣れない若い女の子が立っていた
誰だ?こんな男ばっかりの寮の前で?
俺は誰だか分からず、関係ないと通り過ぎようとした

すると、、?
「大一?大一だよね?」
ん?俺の名前を呼んでいる?
「はぁ?何で俺の名前?」
俺は知らない女の子に呼び止められて混乱する
「私、沙奈だよ。ほら、昔よく一緒に遊んだじゃん?」
え?沙奈?
「えっ、あの沙奈?」
俺は沙奈という名前に1人だけ思い当たるふしがあった
「そう。あの沙奈。大一久しぶり」
沙奈はそう言うと、俺に満面の笑みを浮かべた

俺を訊ねてきたこの女の子は確か名前は倉田沙奈で、俺の実家の近くに住んでいた唯一俺が昔関わった女の子だ
俺より3つ年下で、俺にとっては妹のような存在だった
だから、俺の人生の中の女に分類されていない
つまり俺は沙奈を女だと思って接していなかった
弟の清一と同じ年で、よく家にも遊びに来て一緒に遊んだ
小学校の時までよく遊び、それ以降は弟達とよく遊んでいた
いわゆる幼馴染だ

そんな沙奈が俺に何の用だろう?