真夏の一夜は恋の始まり

はぁ?プライベートの話ですか?と相変わらず間抜けに何とも思わない私
能天気な私に反して良樹先生は何となく辿々しい
でも静かに口を開いた
「あの?単刀直入に言うんですけど、僕と結婚を前提に付き合ってくれませんか?」
はい?今なんて言いました?
結婚を前提に付き合う?
「えっ?ちょっと待ってください?それ私に言ってます?勘違いじゃ?」
頭が混乱する私
これがいわゆるプロポーズなんだと気付いて頭を整理するまでに何時間も時間を要した
つまり私は今全く意味が分かっていない
「勘違いじゃありません。僕は本気で言ってます。僕と、結婚してください」
はい?結婚?
何だこれは?
何だこれは?
何だこれはー??

私はパニックになりすぎて、携帯電話に着信がはいっている事に気付かなかった
それが大一からの着信で、そんな大一からの着信を無視して良樹先生と2人で喋っていた事実を、プロポーズされた事実を大一が後ほど知ってしまい私達の間に最大のピンチが訪れることなど、この時の私には知る由もなかった