真夏の一夜は恋の始まり

フレンチといってもドレスコードをしなくてもいいようなカジュアルなお店だ
小さいけど人気店で、一度行ってみたかったお店を大知が予約してくれたのだ
「お店の予約とかありがとう。一度来てみたかったから嬉しい」
私は素直に気持ちを伝えた
「いや。それくらい。クリマスなんで」
やっぱり言葉が少ない大一だけど、これは照れていて嬉しいのかな?と少し気持ちが読める気がした
クリスマスのディナーはとても美味しかった
私は相変わらず幸せな気持ちになり、「美味しい。幸せー」とつい口癖のように言葉に出すと、大一も笑って嬉しそうだった
私達はこれでいいのかもしれないと何となく思った
2人でどこかに出かけたり食事をして、私は幸せーって口に出して小さな幸せを見つけて、それを見て大一が笑って嬉しそうで
それが私達のスタイルで、付き合い方で、それでいいのかもと何となく思ってしまった
だから、このままでもいいか、それ以上はなくてもいいかと1人思いを巡らせて納得するのだった