真夏の一夜は恋の始まり

「でもまあ宮内さんも今はそんなに女性関係激しくないみたいだよ。歩美に落ち着いたんじゃないかと大一は言ってる」
私は寝かしつけた育大の様子を見に行きながら歩美を諭すように言った
「ごめんね。花凛、子育てで忙しいのに」
いっくん大丈夫?と言いながら歩美は申し訳なさそうに言った
「とりあえず今はぐっすり寝てるから大丈夫。でもまたいつ起きるか分かんないけどね」
私はふぁーと欠伸をしながら答えた
育大はみんなからいっくんと呼ばれている
出産してから早二ヶ月
授乳しては寝て、ミルクをあげてまた寝て、また起きてミルクあげて、合間にオムツ替えて、、を繰り返し、鬼のような授乳の毎日を送っている
3時間毎、早いと2時間毎に起きる事がある為、寝ていられず、中々大変な毎日だ
でもやっぱり我が子は可愛い
大一も割合お休みの時や見られる時には手伝ってくれ、寝不足で体力消耗の毎日も、何とか乗り切れている
歩美は「そうかなー?なんかいつも女の影がちらついてる気がする」と腑に落ちなそうだ
「まあ怪しい動きがあるなら、宮内さんに直接ぶつかってみなよ。いつも歩美が言ってるじゃん。心に溜め過ぎず話したほうがいいって。宮内さんに直接ぶつかってみたら、誤解が解けるかもよ?」