真夏の一夜は恋の始まり

そうこうしている内に引き戸がガラッと開いて大一がやって来た
「こんにちは。すみません」
大一は申し訳なさそうに言葉を発した
「大一君。休みの日にすまんね」
お父さんが大一を招き入れた
私は何となく素直になれない
「花凛。ごめん。でも誤解なんだって」
大一は昨日の名刺の事を弁解した
「昨日団員の人と飲みに行って、みんなその後キャバクラに行ったけど、俺は行かないで帰ってきたんだって。名刺は宮内さんが持ってたの拾ったの。だから誤解なんだって」
本当かな?でも嘘はついてないっぽい?かも?
「でもまた来てねって電話番号とかも書いてあるし。普通誤解するよ」
明らかに私は拗ねている
「でも本当なんだって。昨日のキャバクラは宮内さんの行きつけのキャバクラだから、宮内さんの馴染みの子の名刺なのかも?兎に角俺のじゃないから」
大一は嘘はついてないっぽい
「そうだとしても、昨日真っ先に報告したい事があったのにいないし、帰って来ても寝ちゃうし」
それに、、と私は話し出したら止まらなくなってしまった