真夏の一夜は恋の始まり

「それは...」
「あーもう。この前の電話は、これを買う為」
そう言って大一はリボンのかかったジュエリーボックスを差し出した
これって?
「本当はクリスマスに渡すつもりだったんだけど?」
何か不審がられてるみたいだしもういいや。と言ってジュエリーボックスを開ける大一
中身はキラリと光るダイヤの指輪だった
「まだあげてなかったし。そろそろちゃんと籍いれませんか?」
「えっと、それはつまり?結婚って事?でしょうか?」
嘘⁈これは予想してなかった
「まあそう。こんな形で何だけど、俺と結婚して下さい」
もしかしなくてもこれはプロポーズだよね?
「ハハもしかして隠してたのってこの事?」
「まぁそう。そのために色々計画してたんだけど、こんな形で言う羽目になってしまったと?」
大一はそう言ってちょっと不満そうだ
だって大一サプライズ隠すのが下手なんだもん
そう言って私は笑った
プロポーズの返事は?そう言われたから
「はい。勿論。喜んで」
私は笑顔で答えた

その後の説明で、大一にかかってきた電話はジュエリーショップからで、予約の品の確認だったそうだ
ここ最近よそよそしかったのはクリスマスにサプライズを計画している事が言えず、どう誤魔化したらいいのか分からず、何となくよそよそしく不自然な態度になってしまったそうだ