真夏の一夜は恋の始まり

そして最初に戻る、、


「待って、待ってって」
どうしよう、どうしよう、えらい事をしてしまった
どうやら私は酔った勢いでイケメン男子を誘ってしまったらしい
なんて醜態だろう
いくら好感を持っていたからって自分から誘ってしまうなんて
恥ずかしすぎてその場にいられなくなり、キャリーケースを引いてなぜか逃げる私

「お願い、本当に待ってって」
私が昨日一夜を過ごしてしまったであろう男子が追いかけてきて、私に追いついた
私は腕を掴まれる
「本当に酔うと人格変わるんだね。花凛が覚えてなくても俺は覚えてるから」
花凛て既に私の名前呼び捨てだし
飲みすぎて断片的な記憶しかないけど、思い出すのはふわふわ凄く気分が良かった事と、抱き合って上に乗っかられた時の肌のぬくもり
私はかーっと赤くなる
だめだ、事実が素直に受け止められない

「俺の名前覚えてる?」
それは分かる。昨日自己紹介されたから。さすがにそれは覚えている
「え〜と?長内さん?ですよね?」
私は恐る恐る答えた
「長内大一です。これから宜しく」

あーもう私はこれからどうしたらいいんだろう?

これが私が自分から誘って一夜を過ごしてしまったらしきイケメン男子との恋の始まりだった