真夏の一夜は恋の始まり

そうそう中学の時なんか殆ど部屋から出てこなかったよね。と言って沙奈さんはまた同調している
「ずっと野球やってたから、野球一筋で別にグレたり悪いことするわけじゃないんだけど、とにかく口数が少なくて、何考えてるのか分からなくて?でも、高校の進路相談の時に突然東京の大学に行きたいって言って、自分は消防士になりたいからって言ったの。それまで何がやりたいとか全然言われた事なかったからびっくりして。で、大学からは東京の大学に行っちゃったの」
そうなんですか。大一は野球部だったんだ。部屋から出て来ないとか大一らしいなとちょっと思ってしまう私
そっか。大一は昔からあんまり喋らないんだ
でも、コミュニケーションはとれるし、最近はあれでもちょっと砕けてきた?ような?
て言うかこれは私には喋るほう?と言う事か?
「確かに大一さんはあんまり喋らないし、たまに分かりづらくて何考えてるか分からない時もあるけど、出会った時から優しいですよ」
最初は言い方とかぶっきらぼうで私嫌われてるのかと思ったけど、あーこの人感情を表に出すの苦手なんだな。こういう言い方しかできないんだなって分かって?
言い方はあれだけど心は優しい人なので、だから一緒にいられると言うか?そんな感じです
言っていて何ともまとまらないなと自暴自棄になる私
2人ともフフフと笑っている
「大一がいい子に出会って良かったわ。そういうところもお父さんに似ちゃったのね。お父さんもそんな感じだった。いつも不機嫌そうで私も最初怒ってるのかと思って聞いちゃった」
それ私も聞きました。と言って笑い合う私達