真夏の一夜は恋の始まり

長崎に着くと実家住まいの弟の清一さんが迎えにきてくれた
大一の実家は空港から1時間半くらいの所にあるらしい
私は実家にお邪魔する事になった
実家とか緊張する
大一はそんなに緊張しなくても大丈夫と言ったけど、やっぱり改めてお邪魔するとなると緊張する
私は着くまで1人そわそわしてしまうのだった

大一の家は本当に海の近くにあって港町だった
「凄い。本当に海だね」
眼前に広がる海に私は目を輝かせた
大一の実家は古い純和風な佇まいながら大きい立派なお家だった
「ただいま」
清一さんが実家の玄関の引き戸を開ける
「おかえり〜」
中からお父さんとお母さんが出てきた
「遠路はるばるよく来てくださいました」
気の良さそうなお母さんが出迎えてくれる
「は、はじめまして。木所花凛です」
私は深々と挨拶した
「まあー可愛いお嬢さん。とりあえず上がって上がって」
お父さんは無口で何も喋らないけど、大一に似てる
大一は見た目も中身もお父さん似なんだなと1人納得してしまった
お母さん凄い優しそう
良かった。ホッとした
私は家の中に招き入れられ、大一のご実家にニ泊する事になった