真夏の一夜は恋の始まり

若い綺麗な女の子と寮から出てきた?
「あっ」
俺は沙奈が寮まで訪ねて来た時のことを思い出した
「あれはただの幼馴染で、弟の彼女だし」
そうか。あれを見て俺が浮気してると勘違いしてるのか?
「そんな嘘が通用すると思ってるのか?バカ大一。この浮気者」
バタッ
そう言うと花凛は眠りのスイッチが入ったのか、そのままぐっすりと寝てしまった

それを見て宮内さんと歩美さんが笑っている
「花凛て昔からお酒が入りすぎると気分良くなって饒舌になって、つい本音が出るんだよね」
大体最後は寝ちゃうから
そう言って笑っている
「まああれだな、違うとは言え花凛ちゃんが誤解するような事をお前がするからだな」
宮内さんは諭すように言った
「だったら言えば良かったのに」
俺は何だそっか。とため息をついた
「花凛は言えないんだよ。可愛いのに自分に自信がないから、何かあると自分が悪いからだって自分を責めちゃって、結局しんどくなっちゃうみたい」
元彼とも相当色々あったし
「まあ言いたいことがあったら溜めずに腹を割って何でも言うことだな」
そうですね。言わないと分からないですね。
ポツリと言ったけど、本当に自分は口下手だなと思った
言わなきゃ伝わない
俺は今回のことでそれを実感するのだった

まあ安心した。タクシー呼ぶか?と宮内さんに言われたから、大丈夫です。俺が送って行きます。と答えた
そっか。じゃあ後は宜しく。
そう言って2人は帰って行った