真夏の一夜は恋の始まり

次の日、昨日の夜まで降り続いた雪はもう止み、都心にしては珍しく30センチも雪が積もった
電車も一部止まり、通勤するのもやっとだった
私も遅刻ギリギリの出勤だったが、何とかギリギリセーフで就業時間に間に合った
保育園に着くと、玄関先で良樹先生と出会した
昨日の今日だから、何となく気まずい
「おはようございます。昨日はすみませんでした」
私は第一声で昨日の事を謝罪した
「もう大丈夫なんですか?」
「あーはい。昨日いっぱい泣いたから、大分すっきりしました」
事実昨日いっぱい泣いたおかげで、大分気持ちがスッキリしている自分がいた
「それは良かった。また、泣きたくなったら言ってください」
そう言って相変わらず優しい良樹先生
時間やばい。そう言って私達は職員室までダッシュした
一体どこまで人のできたいい人なんだろう?
私みたいな女より、良樹先生ならもっといい人がいるのに
私は良樹先生の気持ちに応えられない自分に、申し訳ない気持ちでいっぱいになった