じいさんの病室に行くと、待ってましたと孫のところに行く準備をしていた。
「鈴華さんより、今は柏原さんのほうが動かないほうが良いんですからね。無理はしないでくださいよ」
このじいさんも孫の顔を見たら元気になりそうだ。
「鈴華さんの顔を見て元気になるなら良いですけど」
「『病は気から』って、言うじゃろ。会えば元気になる」
このじいさん、味方に付けたら…。
「実は鈴華さんも会いたい人がいるんですよね。ただ母親に反対されていて…。鈴華さんの味方になってもらえませんか?」
やっぱり娘より孫がかわいいのか話にのってきた。
「明日、鈴華さんの友達が会いに来たとき、母親を柏原さんの病室に行ってもらうことってできませんか? 父親には了承済みなんですが。ゆっくり引き止めてくれたら…」
「よし、任せておきなさい。鈴華のためなら、一肌脱いでやろう」
単純なじいさんで助かった。
「ではまた明日。くれぐれも母親には内緒で」
じいさんは秘書に車椅子を押してもらって、元気に出ていった。
「鈴華さんより、今は柏原さんのほうが動かないほうが良いんですからね。無理はしないでくださいよ」
このじいさんも孫の顔を見たら元気になりそうだ。
「鈴華さんの顔を見て元気になるなら良いですけど」
「『病は気から』って、言うじゃろ。会えば元気になる」
このじいさん、味方に付けたら…。
「実は鈴華さんも会いたい人がいるんですよね。ただ母親に反対されていて…。鈴華さんの味方になってもらえませんか?」
やっぱり娘より孫がかわいいのか話にのってきた。
「明日、鈴華さんの友達が会いに来たとき、母親を柏原さんの病室に行ってもらうことってできませんか? 父親には了承済みなんですが。ゆっくり引き止めてくれたら…」
「よし、任せておきなさい。鈴華のためなら、一肌脱いでやろう」
単純なじいさんで助かった。
「ではまた明日。くれぐれも母親には内緒で」
じいさんは秘書に車椅子を押してもらって、元気に出ていった。



