初奈が打たれてから半年がたった。

未だ初奈は目覚めていない。

頼む。

起きてくれよ。

また、話そうぜ。

俺はお前のことが好きなんだ。

まだ気持ち伝えてねぇよ。

早く起きてくれ。

そんなことを願いながら、初奈の手を強く握った。

その時だった。

「ん...」

『初奈!?』