『ゴフッ』

弾が当たった衝撃で、口から血が出た。

ヤバい。倒れそうだ。

だが、ここで倒れる訳にはいかねぇんだよ!!

組長に最後の力を振り絞った1発をいれた。

案の定、組長は気絶した。

終わった。

そう思った瞬間、視界が傾いた。

あぁ。倒れたんだな。

直感的にそう思った。

翔「初奈!!」

翔だ。

『よ、かった...翔が無事、で。ほんとうに...よ、かった。』

翔「お前がボロボロじゃねぇか。」