テレビは、津波による被災地を頻りに映していた。 その映像を見ているうちに、 段々と被災地の様子がわかるようになってきた。 お母さんは、 「警察官がいるような場所って大体わかるものよ」 と言い、 地震発生から約二週間後に兄のいる沿岸部に向けて車を走らせた。