出来のいい人間ほど、早くお迎えが来るって誰かが 言っていたけれど、それは本当なのかもしれないと思った。 お兄ちゃんがいなくなったこの家で、 私はどう生きていけばいいのか、わからなかった。 階下から聞こえてくる両親の怒鳴り声を遮るように、 ベッドに潜り込み、布団を被った。