パーティ会場のホテルに智明がいたのはただの偶然ではないと直感する。
智明が美琴に向ける絡みつくような視線を思い出し胸がザラつく。
(まさかあの男、美琴の部屋に盗聴器なんて仕掛けてないだろうな)
パーティが開かれるホテルの場所や時間などを電話で彼女に伝えた覚えがある。それを聞かれていたとしたら。
ただでさえセキュリティなどないアパート。業者に盗聴器を仕掛けさせるなど容易だろう。その部屋で美琴が暮らすなど、ありえない。
我慢できなくなった遥臣の口から出たのは『美琴、俺たち本当に結婚しないか?』というセリフ。
当然美琴は尻込みしたが、もっともらしい理由を並び立て仕事だと納得させた。
遥臣はすぐに美琴を自宅マンションに呼び寄せた。少しでも早くあのアパートから出てもらいたかった。
引っ越しは業者にすべて依頼したが、事前に別の業者を手配し盗聴器の存在をチェックさせた。
結果は――黒。
智明が手配した証拠はないが、あの男で間違いないだろう。美琴に向けていた舐めるような視線を思い出し遥臣はギリッと奥歯を噛む。
美琴にこの事実は伝えていない。
結婚の報告をしたら連絡が無くなったと美琴は心底安心していたので、無駄に怖がらせる必要はないと判断した。
智明が美琴に向ける絡みつくような視線を思い出し胸がザラつく。
(まさかあの男、美琴の部屋に盗聴器なんて仕掛けてないだろうな)
パーティが開かれるホテルの場所や時間などを電話で彼女に伝えた覚えがある。それを聞かれていたとしたら。
ただでさえセキュリティなどないアパート。業者に盗聴器を仕掛けさせるなど容易だろう。その部屋で美琴が暮らすなど、ありえない。
我慢できなくなった遥臣の口から出たのは『美琴、俺たち本当に結婚しないか?』というセリフ。
当然美琴は尻込みしたが、もっともらしい理由を並び立て仕事だと納得させた。
遥臣はすぐに美琴を自宅マンションに呼び寄せた。少しでも早くあのアパートから出てもらいたかった。
引っ越しは業者にすべて依頼したが、事前に別の業者を手配し盗聴器の存在をチェックさせた。
結果は――黒。
智明が手配した証拠はないが、あの男で間違いないだろう。美琴に向けていた舐めるような視線を思い出し遥臣はギリッと奥歯を噛む。
美琴にこの事実は伝えていない。
結婚の報告をしたら連絡が無くなったと美琴は心底安心していたので、無駄に怖がらせる必要はないと判断した。



