美琴はかなり驚いた様子だった。まさか教え子の主治医が元婚約者だとは思っていなかったようだ。
美琴が無職で恋人もいないと聞いて意外だった。彼女はとっくに結婚しているものだと思っていたか
ら。
(結婚していないのに働かなくていい状況。彼女は篠宮家の庇護下で今も好きなように暮らしているというわけだ)
興味と少しばかりのいたずら心が芽生えた遥臣は、彼女を食事に誘った。
身なりも受け応えもずいぶんおとなしくなっていたが、美琴は相変わらず美しい上、外側の武装が取れたかのような危うさがあり、遥臣はなぜか落ち着かなくなった。
婚約者のフリを頼んだのはほんの思いつき。少しからかうつもりだったのだが、口に出してみると案外いい方法だと思った。
『今の私じゃ遥臣さんの婚約者なんて大役、フリであろうと務まりそうもないです』と自信なさげにする美琴に少し違和感を覚えたが、強引に話を進め協力を取り付けた。
そしてパーティー当日、美琴のドレス姿は思わず見とれるくらい凛として美しかった。
しかも彼女は短期間で、南田国際病院に関わる知識を頭に入れてきたのだ。まさかそこまでするとは思っていなかった。
美琴が無職で恋人もいないと聞いて意外だった。彼女はとっくに結婚しているものだと思っていたか
ら。
(結婚していないのに働かなくていい状況。彼女は篠宮家の庇護下で今も好きなように暮らしているというわけだ)
興味と少しばかりのいたずら心が芽生えた遥臣は、彼女を食事に誘った。
身なりも受け応えもずいぶんおとなしくなっていたが、美琴は相変わらず美しい上、外側の武装が取れたかのような危うさがあり、遥臣はなぜか落ち着かなくなった。
婚約者のフリを頼んだのはほんの思いつき。少しからかうつもりだったのだが、口に出してみると案外いい方法だと思った。
『今の私じゃ遥臣さんの婚約者なんて大役、フリであろうと務まりそうもないです』と自信なさげにする美琴に少し違和感を覚えたが、強引に話を進め協力を取り付けた。
そしてパーティー当日、美琴のドレス姿は思わず見とれるくらい凛として美しかった。
しかも彼女は短期間で、南田国際病院に関わる知識を頭に入れてきたのだ。まさかそこまでするとは思っていなかった。



