あのあと、サヤと合流していつもの道を歩きながらおしゃべりをしていた。
「ま、そんな考えずにさ。」
もちろん話題は三上とのことだった。
「うん、そうだよね。」
あたしは苦笑いをした。
ちょっとサヤが困ったような顔をして、
「大丈夫だって!そんな顔すんな!
じゃ、あたしがいいこと教えてあげるっ。
その人がすきか、すきじゃないか判断する方法っ。」
「うん?」
「今、外はすごーく寒いです。
今にも雨が降り出しそう!
風も強いです。
そんなときに!
三上くんから電話がきました。
今からあえない?と。
はい、音どうする?」


