「噂をす・れ・ばっ♪」




「え?なにっ・・」



「木山っ。」




げた箱で待ってるね、とサヤは小さい声で言った。





「・・サヤ・・っ!」




あのこはーっもう・・




「木山?」


「あ!なにっ?」





あたし超ださいんですけど。


めっちゃ緊張してるしね。




三上に・・。





「今日、いつもの公園で待ってるから。
それだけっ!じゃ、ね。」




それだけ言うと三上は浅岡が居る廊下へ走って行った。



まわりから怪しくおもわれないためかな・・・?



ちょっと冷たかったような。




ふと、サヤが待っていることを思い出してあたしもげた箱へと足を走らせた。