『うん。木山、です。 あの・・・』 『すき!です。 まじなんだ。 ほんと!』 あまりに急で、 頭が真っ白になった。 『木山・・?』 『わ、ごめん! 急だね。ほんと。 あの、ありがと。 なんか。うん。 なれてないんだ、こうゆうの。』 ほんとどうしていいかわからなくて、 無意味に部屋の中をぐるぐると歩きまわった。 しばらく沈黙が続いた。 ―なんかしゃべったほうがいいよね? なんか・・・ しゃべること・・・