高校生活は、クラスメイトとあたりさわりのない会話だけをして、朝の時間以外は可もなく不可もなくな雰囲気で過ごしていった。だけど新しい人間関係だからか、中学の時よりも気を使いすぎていて精神的な疲労は溜まっていた。元々、人と仲良くなるのは得意な方ではないし……。
そんな中、ゴールデンウィークが、やってきた!
土を耕す時期であり、僕にとっては癒しの時間。土をいじっていると精神的な疲労は解放され、気持ちがすっきりとする。
今日の天気は快晴で、心地よい風がふわりと流れてきた。
*
家庭菜園との出会いは、小学一年生の時だった。
ホームセンターで親の買い物について行った時に、赤いミニトマトがなる苗ポットを買ってもらった。一緒に買ってもらったうさぎの模様が入っている白色の大きい鉢に苗を移し、支柱を立てた。あっという間に苗は成長し、真っ赤なミニトマトがたくさんなった。学校から夏休みに持ち帰ってきた朝顔の鉢植えと並んでいる姿もとても可愛くて、トマトの虜になってしまった。
トマトを食べるためにもぎ取る瞬間は、トマトが可哀想な気がして、心が痛くなって。何時間も泣いていた。
結局お母さんに「トマトは由希に食べられたがっているんだよ」と説得され、トマトの似顔絵を描いて、当時の気持ちを長々と似顔絵の横に綴ってから、食べた。泣きながら食べていたけれど、とても甘くて美味しかった記憶が微かに残っている。それから毎年トマトに会いたくて、鉢植えで育てるようになる。
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そんな中、ゴールデンウィークが、やってきた!
土を耕す時期であり、僕にとっては癒しの時間。土をいじっていると精神的な疲労は解放され、気持ちがすっきりとする。
今日の天気は快晴で、心地よい風がふわりと流れてきた。
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家庭菜園との出会いは、小学一年生の時だった。
ホームセンターで親の買い物について行った時に、赤いミニトマトがなる苗ポットを買ってもらった。一緒に買ってもらったうさぎの模様が入っている白色の大きい鉢に苗を移し、支柱を立てた。あっという間に苗は成長し、真っ赤なミニトマトがたくさんなった。学校から夏休みに持ち帰ってきた朝顔の鉢植えと並んでいる姿もとても可愛くて、トマトの虜になってしまった。
トマトを食べるためにもぎ取る瞬間は、トマトが可哀想な気がして、心が痛くなって。何時間も泣いていた。
結局お母さんに「トマトは由希に食べられたがっているんだよ」と説得され、トマトの似顔絵を描いて、当時の気持ちを長々と似顔絵の横に綴ってから、食べた。泣きながら食べていたけれど、とても甘くて美味しかった記憶が微かに残っている。それから毎年トマトに会いたくて、鉢植えで育てるようになる。
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