「ここは俺ひとりで大丈夫。父さんは休んでて。奈々未、悪いんだけど父さんを奥の部屋まで連れて行ってくれない?」
隼人のお父さんの背中を摩りながら「奈々未、お願い」と私に目配せする隼人。
「隼人も少し休もう。少しの時間二人がいなくても大丈夫だよ。ふたりとも、隼人のお母さんの葬儀の準備であまり寝てないんじゃないの? ちゃんと食べてる?」
隼人のお父さんの腕を自分の肩に回しながら、「隼人も行こう」と隼人の礼服の裾を引っ張った。
「さすがに食欲なくて何も食べれてないけど、俺は平気」
隼人が「父さんだけ連れて行って」と顔を横に振った。
「それならやっぱり隼人も行こう。私、料理作ってきたんだ。ちょっとでいいから食べて」
しつこく「行こう行こう」と摘まんだ裾を引っ張り続ける私に、
「……じゃあ、少しだけ」
根負けした隼人は、隼人のお父さんの背中に手を回し、私と一緒にリビングへと歩き出した。
「ゆっくりね。せーの」
ふたりで隼人のお父さんをソファに座らせると、
「ちょっとキッチン借りるね」
鞄の中からタッパーを取りだし、レンジに突っ込んだ。料理が温まったのを確認すると皿に移し替え、隼人と隼人のお父さんの前に置いた。
隼人のお父さんの背中を摩りながら「奈々未、お願い」と私に目配せする隼人。
「隼人も少し休もう。少しの時間二人がいなくても大丈夫だよ。ふたりとも、隼人のお母さんの葬儀の準備であまり寝てないんじゃないの? ちゃんと食べてる?」
隼人のお父さんの腕を自分の肩に回しながら、「隼人も行こう」と隼人の礼服の裾を引っ張った。
「さすがに食欲なくて何も食べれてないけど、俺は平気」
隼人が「父さんだけ連れて行って」と顔を横に振った。
「それならやっぱり隼人も行こう。私、料理作ってきたんだ。ちょっとでいいから食べて」
しつこく「行こう行こう」と摘まんだ裾を引っ張り続ける私に、
「……じゃあ、少しだけ」
根負けした隼人は、隼人のお父さんの背中に手を回し、私と一緒にリビングへと歩き出した。
「ゆっくりね。せーの」
ふたりで隼人のお父さんをソファに座らせると、
「ちょっとキッチン借りるね」
鞄の中からタッパーを取りだし、レンジに突っ込んだ。料理が温まったのを確認すると皿に移し替え、隼人と隼人のお父さんの前に置いた。



