「今日来たばかりの新参者が偉そうに何を言ってるんだ。料理は毎回真心を込めてその都度作って提供するもんなんだよ。たった六十食で泣き言言いやがって」
不快感を露わにした林田さんは、「便所行ってくる」と調理場を出て行ってしまった。
転職初日にして、盛大に嫌われてしまった。
「クックチルはねぇ、前に一回提案されたことがあるのよ」
森山さんが「気にしない気にしない」と言いながら私の肩を撫でた。
「ありましたねー。林田さん、腕は確かだし仕事も真面目なんだけど、ああいう性格だからねぇ、他の調理師さんとぶつかっちゃって、続々と調理師さんが辞めて行っちゃって。その時にクックチル導入しようか? ってなったんだけど、林田さんが大反対して」
美知さんが「ねー」と森山さんに同意を求めると、森山さんがしょっぱい顔をしながら「ねー」と頷いた。
「ちょっと待ってください。新卒の管理栄養士が辞めたのって……」
オイオイ、話が違うじゃないか。林田が原因なんじゃないのか? と美知さんに白い目を向けると、
「新人が辞めたのは、本当に前に話した理由。嘘吐いてない。それに林田さん、頑固で取っ付き難いから誤解され易いけど、悪い人じゃないよ」
美知さんが「そんな目で見るな」と私の視線を遮るように、私の目の前に手のひらを翳した。
不快感を露わにした林田さんは、「便所行ってくる」と調理場を出て行ってしまった。
転職初日にして、盛大に嫌われてしまった。
「クックチルはねぇ、前に一回提案されたことがあるのよ」
森山さんが「気にしない気にしない」と言いながら私の肩を撫でた。
「ありましたねー。林田さん、腕は確かだし仕事も真面目なんだけど、ああいう性格だからねぇ、他の調理師さんとぶつかっちゃって、続々と調理師さんが辞めて行っちゃって。その時にクックチル導入しようか? ってなったんだけど、林田さんが大反対して」
美知さんが「ねー」と森山さんに同意を求めると、森山さんがしょっぱい顔をしながら「ねー」と頷いた。
「ちょっと待ってください。新卒の管理栄養士が辞めたのって……」
オイオイ、話が違うじゃないか。林田が原因なんじゃないのか? と美知さんに白い目を向けると、
「新人が辞めたのは、本当に前に話した理由。嘘吐いてない。それに林田さん、頑固で取っ付き難いから誤解され易いけど、悪い人じゃないよ」
美知さんが「そんな目で見るな」と私の視線を遮るように、私の目の前に手のひらを翳した。



