「じゃあ、美知さんはアイスの稟議書作成をお願いします。私たちは明日のオーダー食の打ち合わせをするので」
患者さんのためにも自分たちのためにも一刻も早くアイスを取り入れたいがために、美知さんを一旦通常勤務から外す。
「ほーい。後は任せたー」
私たちに手を振って、美知さんは栄養管理室へと戻って行った。
「……さて、明日のオーダー食の聞き取りの結果ですが……」
クックチルを導入したからといって、人手不足であることは変わりないため、アイスの話はそこそこに仕事に戻る。
「えー。下川さんがとんかつで、楠木さんがお母さんのハンバーグで……あ、今回は少し大きめに作って、お子様ランチみたいに爪楊枝の日の丸の旗を立ててください。で、岡村さんが……」
「岡村さんが?」
患者さんのオーダー食のリクエストを纏めたメモを読み上げていると、森山さんと林田さんが【岡村さん】にピクっと反応した。きっと岡村さんが前に、二人にとっては謎の食べ物であるサモサをオーダーしたからだろう。
「今回、岡村さんは……」
「岡村さんは?」
森山さんと林田さんが私の次の言葉を待つ。
「なんと……」
二人の様子が面白くて、無意味に正解を引っ張ってみる。
「なんと?」
ドキドキ感を隠さずに私の目を見る森山さんを、本当に素直でかわいい人だなと思う。
患者さんのためにも自分たちのためにも一刻も早くアイスを取り入れたいがために、美知さんを一旦通常勤務から外す。
「ほーい。後は任せたー」
私たちに手を振って、美知さんは栄養管理室へと戻って行った。
「……さて、明日のオーダー食の聞き取りの結果ですが……」
クックチルを導入したからといって、人手不足であることは変わりないため、アイスの話はそこそこに仕事に戻る。
「えー。下川さんがとんかつで、楠木さんがお母さんのハンバーグで……あ、今回は少し大きめに作って、お子様ランチみたいに爪楊枝の日の丸の旗を立ててください。で、岡村さんが……」
「岡村さんが?」
患者さんのオーダー食のリクエストを纏めたメモを読み上げていると、森山さんと林田さんが【岡村さん】にピクっと反応した。きっと岡村さんが前に、二人にとっては謎の食べ物であるサモサをオーダーしたからだろう。
「今回、岡村さんは……」
「岡村さんは?」
森山さんと林田さんが私の次の言葉を待つ。
「なんと……」
二人の様子が面白くて、無意味に正解を引っ張ってみる。
「なんと?」
ドキドキ感を隠さずに私の目を見る森山さんを、本当に素直でかわいい人だなと思う。



