「クックチルを入れて保存が利くようになったから、食材ロスも少なくなったし、その分の予算をアイスに当てられるかもしれないですね。患者さんだけでなく、スタッフのみんなも疲れた時とか手隙の際に食べられるようにしたら喜ばれるかも」
私も両手の親指を直立させる。
「私たちも食べられるの? それは嬉しい‼ アイスは業者から仕入れるの? ウチで作るの? 誰か作れる?」
森山さんが喜びの拍手をしながら私たちを見渡した。が、美知さんと私は目を逸らす。
アイス作りは難しくないから、作れないことはないとは思うが、作ったことがない。アイスは、私にとって(多分美知さんにとっても)作るものではなく、買って食べるものなのだ。
「昨日、試しに作ってみた。なるべく身体に優しいアイスにしようと思って、上白糖とか使わなかったから、ちょっと物足りないかもしれないけどな。今冷凍庫に入れてあるから、昼飯食い終わったら試食してくれ」
林田さんの思わぬ発言に、
「何、今日デザートあるの⁉」
「やだもう‼ 早く食べちゃいましょう‼」
「食後にアイスとか、幸せかよ‼」
女三人のテンションが爆上がり。「林田さんが運んでる最中にお昼ご飯食べ終わるから、さっさと持って来て」と、ひとり一枚しかないアジフライをさっきまで大事にチビチビ食べていたくせに、急に大口を開けてバクバク食し始めた女三人に、「その食への執念は、職業柄なのか、元からなのか」と林田さんは呆れた目をしながら冷凍庫へ自作のアイスを取りに行った。
私も両手の親指を直立させる。
「私たちも食べられるの? それは嬉しい‼ アイスは業者から仕入れるの? ウチで作るの? 誰か作れる?」
森山さんが喜びの拍手をしながら私たちを見渡した。が、美知さんと私は目を逸らす。
アイス作りは難しくないから、作れないことはないとは思うが、作ったことがない。アイスは、私にとって(多分美知さんにとっても)作るものではなく、買って食べるものなのだ。
「昨日、試しに作ってみた。なるべく身体に優しいアイスにしようと思って、上白糖とか使わなかったから、ちょっと物足りないかもしれないけどな。今冷凍庫に入れてあるから、昼飯食い終わったら試食してくれ」
林田さんの思わぬ発言に、
「何、今日デザートあるの⁉」
「やだもう‼ 早く食べちゃいましょう‼」
「食後にアイスとか、幸せかよ‼」
女三人のテンションが爆上がり。「林田さんが運んでる最中にお昼ご飯食べ終わるから、さっさと持って来て」と、ひとり一枚しかないアジフライをさっきまで大事にチビチビ食べていたくせに、急に大口を開けてバクバク食し始めた女三人に、「その食への執念は、職業柄なのか、元からなのか」と林田さんは呆れた目をしながら冷凍庫へ自作のアイスを取りに行った。



