「……下川さんに悪いことをしてしまったな」
好きなものを食べさせてあげられなかった奥様を思い出したのだろう。表情を曇らせた林田さんが悲しそうな目をしながら視線を床に落とした。
「クックチルに向かない料理も確かにあります。だから、今後はクックチルとクックサーブを上手く折り合わせてやっていきませんか?」
私は決して自分の意見だけを押し通したいわけではない。林田さんの意向も取り入れてみんなが納得した形で、全員が気持ち良く働ける職場にしたいのだ。「だからちょっとは妥協してくれ、林田さん」とばかりにお伺いを立てると、
「クックチルに向かない料理……。揚げ物とかか?」
話を取り合ってもくれなかった林田さんが、クックチルについて質問をしてきた。
「そうですね。あと、焼き魚とかもパサついちゃうんで。でも、カレーとかシチューは超美味いですよ。私、ここに来る前は給食センターで働いていて、クックチル使ってたんですけど、クックチルして一晩寝かせたカレー、絶品でしたよ。林田さんにも食べて頂きたい‼」
今だ‼ とばかりにクックチルを猛プッシュ。深夜のテレビショッピングばりのプレゼンに、美知さんと森山さんがクスクスと笑った。
好きなものを食べさせてあげられなかった奥様を思い出したのだろう。表情を曇らせた林田さんが悲しそうな目をしながら視線を床に落とした。
「クックチルに向かない料理も確かにあります。だから、今後はクックチルとクックサーブを上手く折り合わせてやっていきませんか?」
私は決して自分の意見だけを押し通したいわけではない。林田さんの意向も取り入れてみんなが納得した形で、全員が気持ち良く働ける職場にしたいのだ。「だからちょっとは妥協してくれ、林田さん」とばかりにお伺いを立てると、
「クックチルに向かない料理……。揚げ物とかか?」
話を取り合ってもくれなかった林田さんが、クックチルについて質問をしてきた。
「そうですね。あと、焼き魚とかもパサついちゃうんで。でも、カレーとかシチューは超美味いですよ。私、ここに来る前は給食センターで働いていて、クックチル使ってたんですけど、クックチルして一晩寝かせたカレー、絶品でしたよ。林田さんにも食べて頂きたい‼」
今だ‼ とばかりにクックチルを猛プッシュ。深夜のテレビショッピングばりのプレゼンに、美知さんと森山さんがクスクスと笑った。



