そう言ってチカは千春を抱えて部室を出ようとした。 「待てよチカ。」 今西がチカを呼び止める。 「俺は美枝を傷つけた千春を許さねぇ!お前がそいつの見方なら、容赦しないぜ?」 「…上等だ。俺はゼッテェこいつを守りきってやる!」 チカは愛しそうに千春を見つめると、保健室に向かって歩き出した。 …何で?! 何でチカ先輩は千春の見方なの? 美枝のほうが可愛いのに! 美枝のほうが先輩のこと… 許さない、千春… このとき愚かな愚民どもは気づかなかった。 偽姫が醜く笑っていたことを…