「そんな大きな財閥の社長が離婚なんて、世間に言えるわけねぇだろ?」 「…だから、あたしたちは他人として接していきた。 中川の名前を隠して… それが、2人で同じ学校で生活するための条件だったの。」 「……っ、でも!千夏先輩と抱き合ってたじゃない!」 慌てたような美枝の声。 「……離婚して、あたしはお母さんに、お兄ちゃんはお父さんに引き取られた。 けど、あの日の前日… お母さんが、交通事故にあって、あたしパニックになっちゃって、それでお兄ちゃんに相談したの」