「…」 架月は何も言わず、黙って由美の話を聞いている。 「千春は可愛くて優しくてみんなに信頼されてました。 テニス部のみんなからも慕われてて、いつも笑ってた…」 由美は手をギュッと握りしめる。 「なのに、山口美枝が転校してきてから千春が変わったの。…ううん。 みんなの千春に対する見方が変わったの……」