「それでは全員の面接が終了致しましたので

進めさせていただきます。」

「ちょっと待ってください。

この三人だけ何ですか?」

周りを見渡すと私と『るい』、高身長しか居ない。

司会者らしき人が前に立ち進もうとするので
止めにかかる。

な、何だか情報量が多すぎる。

発言すると不思議そうに私を見る
『るい』の姿が。

「毎年、百人、二百人くらい
生徒いましたよね??」

なんたってアイドル有名高校。

今年三人って、そんな馬鹿らしい話がある訳ー。

「今年は三人です。」

あったー!

ここに馬鹿らしい話がありましたー!

って盛り上がってる場合じゃない。

「ど、どうして?」

「面接官の好みが三人しか
現れなかったからです。」

結構タイプ違うけどねっ?!

ニコニコと話す司会者にもう立ち向かおうとは思えなかった。