授業にも出られないし、街に出るのも恥ずかしいし、
何より、好きなひとに会えない。以前は、教室で毎日会えたし、運が良い日はあいさつもできたのに。
(会いたくて会いたくて泣きそうになるの必死でがまんしてるのに!!)
「でも、お母さんには感謝された」
「え」
人面瘡がはずんだ声で話し出す。
「お母さん、もっと、おまえと会話したい」
「……」
確かに、
毎日、家事してもらって(手伝ってるけど)、仕事して養ってもらって、学校へも行かせてもらって、病気になったら病院に連れていってくれて、
看病もしてくれるのに、
何にも言わないって言うのは、お母さんに申し訳なかった。無口だから。うまく言葉にできないから。言わなくても伝わるでしょって言うのは、ただの言い訳だし傲慢だ。
「僕、人面瘡だから、感謝されたことない」
「え」
「だから、感謝されて超ハッピー」
「……」
「僕、おまえのお母さん大好き」
「おまえもいろいろ大変なんだな……」
「でも、おまえといられて超ハッピー」
何で、こいつが私のところに来たのかはわからないけれど、
私、自分で言わなきゃいけない大切なことを、全部代わりにこいつに言ってもらって、
弱いままで良いの? 誰かに守ってもらって、守られっぱなしで本当に良いの?
「ここにいたのか」
何より、好きなひとに会えない。以前は、教室で毎日会えたし、運が良い日はあいさつもできたのに。
(会いたくて会いたくて泣きそうになるの必死でがまんしてるのに!!)
「でも、お母さんには感謝された」
「え」
人面瘡がはずんだ声で話し出す。
「お母さん、もっと、おまえと会話したい」
「……」
確かに、
毎日、家事してもらって(手伝ってるけど)、仕事して養ってもらって、学校へも行かせてもらって、病気になったら病院に連れていってくれて、
看病もしてくれるのに、
何にも言わないって言うのは、お母さんに申し訳なかった。無口だから。うまく言葉にできないから。言わなくても伝わるでしょって言うのは、ただの言い訳だし傲慢だ。
「僕、人面瘡だから、感謝されたことない」
「え」
「だから、感謝されて超ハッピー」
「……」
「僕、おまえのお母さん大好き」
「おまえもいろいろ大変なんだな……」
「でも、おまえといられて超ハッピー」
何で、こいつが私のところに来たのかはわからないけれど、
私、自分で言わなきゃいけない大切なことを、全部代わりにこいつに言ってもらって、
弱いままで良いの? 誰かに守ってもらって、守られっぱなしで本当に良いの?
「ここにいたのか」



