また君と会えますように。

そして、私は中学生になった。
それでも手紙を書き続けた。
そんなある日、れんくんからの手紙が届いた。


 かのんちゃんへ
 ちゅがっこうにゅうがくおめでとう!
 ぼくはもうかのんちゃんのとなりにはいない
 けど、ずっとぼくはかのんちゃんのみかただ 
 よ!


そんなことが書かれていた。
私は泣いた。
この手紙を読むとれんくんのことを思い出して泣いてしまう。
でも、この手紙を見る。「かのんちゃんのみかただよ。」と、書かれているから。
私はあと一回手紙を書くことにした。

「ずっとれんくんのことはわすれないよ。そしてまた、れんくん、あそぼうね。」
と。