私は、仕事でも、学校でも、
ずっと「選ばれるように」頑張ってきた。
笑顔も、言葉も、服も、表情も。
誰かに届くように選んでいたし、
そうやって“選ばれ続けること”が、
私の価値だと思っていた。
モデルとしての私は、
カメラの前で「求められる私」でいなくちゃいけなかったし、
学校では、浮かないように、
「ちょうどいい私」でいたつもりだった。
それが、私の“仕事”だったし、
大好きな仕事の“信念”だと思っていた。
——けど、違ったみたい。
この夏は「選ばれる」自分から卒業しなきゃいけなかった。
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