嗚呼!

ペルセポネー様!タナトス様が、こちらにおいでです。

貴女は何故、何故、わたくしをタナトス様に渡そうとするのですか!

エレボス様に包まれもう、前も見えません!


貴女はわたくしに、そちらへ来いと仰るのですか!


嗚呼!

何たる裏切り!わたくしは貴女に忠誠を誓い、いつも崇拝してきた。

嗚呼!何故、何故!わたくしを貴女はタナトス様へ渡すのですか?

貴女は、わたくしに死ねと仰るのですか!


嗚呼嗚呼嗚呼!

わたくしはそちらに行きたくありません!


"タナトスにひざまづき、エレボスにだかれ、ペルセポネーになげく"

(愚かなる人間の生への執着)