憂いにひだまり


そして、優木くんは避妊具を装着すると、わたしをゆっくりとベッドに寝かせ、「今度は俺が、春束を気持ち良く出来るように頑張るよ。」と言った。

「ううん、頑張らなくていい。優木くんの気持ちのままに、愛を伝えてくれれば、わたしはそれだけで幸せだから。」

わたしがそう言うと、優木くんは穏やかに微笑み、それからわたしの内側の太腿も撫でると、そのままわたしの中へと指を滑り込ませた。

「ぁ、、、っ、、、」

優木くんの長い指がわたしの中を溶き解す。

わたしは気持ち良さのあまり、優木くんの首に腕を回し、しがみついた。

「ぁあ、、、優木くん、、、」
「理人って呼んで?咲弥。」
「っ、、、理人、、、」
「咲弥、、、俺、もう我慢出来ない。挿れていい?」

優木くん、、、理人の言葉にわたしは余裕なく頷いた。

すると、理人はわたしの脚を持ち上げ、腕に脚を掛けると、ゆっくりとわたしの中へと入って来た。

「あっ、、、!」
「ぁぁ、、、っ、、ヤバっ、、、」

理人は挿入しながらわたしにキスをすると、「ダメだ、、、咲弥の中が気持ち良すぎて、もう無理。動いたらイキそう。」と言い、笑った。

「いいんだよ?イッても。」

わたしはそう言いながら、理人の頬に手を伸ばした。

「だって、まだ咲弥を気持ち良く出来てないのに、俺だけ先にイケないよ。」
「わたしは、わたしの中で理人がイッてくれるだけで嬉しい。だから、気にしないで?」

わたしの言葉に理人は優しくも切なげに微笑むと「こんな時まで、咲弥は相手のことを優先に思ってくれるんだな。」と言った。

それから理人はわたしを抱き締めると「ありがとう、咲弥。愛してる。」と言うと、激しくわたしの中を突き上げ、わたしは身体を反らせた。

そののち理人は果て、わたしを抱き締めたまま何度も「ありがとう。」と囁き続けた。